三ヶ島かなと古江彩佳の優勝争いは、3ホールにおよぶピンチとチャンスの攻防だった

2022/02/02 ゴルフサプリ編集部



プロキャディー・ゴルフ解説者の“世界の杉ちゃん”こと、杉澤伸章氏が現地からレポート! 今回は女子ツアーの最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」をレポート。

GOLF TODAY本誌 No.596/71ページより

2年間におよぶ女子ツアーの最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」。最終日は初優勝を狙う三ヶ島選手と、「優勝と賞金女王」を目指した古江選手の一騎打ちとなりました。

三ヶ島選手の2打リードで迎えた14番でチャンスを迎えたのは古江選手。約5メートルのバーディチャンスにつけた古江選手に対して、約3メートルのパーパットを残していた三ヶ島選手。もし古江選手がバーディ、三ヶ島選手がボギーになればトップタイに並びます。

しかし、三ヶ島選手が長いパーパットを決めると、古江選手はバーディパットを外した後の50センチのパーパットを外して、まさかのボギー。この時点で三ヶ島選手のリードは3打に広がります。

このまま三ヶ島選手が逃げ切るかと思いましたが、15番では2打目をバンカーのアゴ下に落としてしまい、この日一番のピンチを迎えました。目玉のライで、一発脱出できない可能性もありましたが、何とかラフまで出してボギーでおさめました。