こんなのあり? ダンロップ「ゼクシオ12ドライバー」はヘッドスピード41m/s台で260ヤード超え!
2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.7
2年に1度のモデルチェンジを心待ちにしているファンが多く、新作が出るたび現物も見ないうちに注文してしまう人も珍しくない。ゴルファー待望の「ゼクシオ」はどこまで進化したのか。スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が「ゼクシオ12」をユーザー目線で打ってみた。
「ゼクシオ12ドライバー」を振ってみてまず感じるのはシャフトのしなり戻りの速さだ。
「シャフトのデザインも変わりましたね。グリップエンドが重いのは前作と同じです。それはさておき、シャフトは切り返しでギュッと力入れたときに大きくしなります。そして戻るスピードが速いので、自分が振った以上にヘッドが走ってくれる感じがします」(関)
ヘッドの返りがいいことも「ゼクシオ12ドライバー」の長所だ。
「軽めにやさしく振っただけなのに、ダウンスイングの途中からクラブがフェース面をぐいぐい左に向けて球をつかまえてくる感じがします。強振しなくてもクラブが勝手に飛ばしてくれるオートマチック感はさすが『ゼクシオ』、正しくキング・オブ・オートマチックです」(関)
今回、関は平均的なアマチュアを想定し41m/s前後のスピードで振っているが、それでも1発目から253.7ヤードをマークし、その後は260ヤード超えを連発した。シャフトが仕事をしているのはもちろんだが、ヘッドスピードに対しボール初速が60m/s台で安定していたのは、反発性能の高いフラットカップフェースとリバウンドフレーム、芯に当たる確率を高めてくれるアクティブウイングの相乗効果と考えていいだろう。