持ち味の低重心にさらなる磨きをかけた! ダンロップ「ゼクシオ12」アイアン
2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.10
スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が今回試打したのはダンロップ「ゼクシオ12」アイアン。同じゼクシオでも前回紹介した「ゼクシオX」とは異なるキャラクターで、いわば正統派ゼクシオの流れを汲む進化系アイアン。その実力をガッツリ診断してもらおう。
いつものように、あえてミスヒットをしてもらったところ、トゥヒット、ヒールヒットではまったく問題なし。
「あえて言うなら、とことん右に飛ばないということですかね。基本的にボールのつかまりがいいクラブなので、普通にスイングできれば右への大きなミスの心配はまずありません。つかまりすぎにだけ注意すればOKです」
また、トップ打ちにおいては驚くべき寛容性が明らかになった。
「下から2本目のスコアラインで打つイメージで打っても178ヤードで真っすぐ打てます。ミスショットして1本目のスコアラインで打ってしまった時でも真っすぐ149.3ヤードでした。超低重心なので2本目でヒットしても当たりが薄くない。ここが芯かと思うくらいです。1本目に当たっても大きなミスではないですからね。逆にいつものようにダウンブローで4~5本目で打つと、芯よりも上に当たっているのかもしれません」
そもそも低重心設計はダウンブローに打てない人でも打てる設計。ソールが広いのもそのため。ダフりだけに注意すれば、フェースの相当下でヒットしても大丈夫ということで心強い。スイングタイプ的にはボールを横からとらえにいく、あるいはシャクるように振ってミスになるゴルファーにベストマッチするようである。
「ゼクシオはモデルによって性能が変わりますが、12についていえば正常に進化しています。より安心感をもってゼクシオの性能を手に入れたいに人は絶対手に入れたいアイアンです」