凍ったグリーンこそ上達のチャンス!冬のアプローチ練習方法とミスしないアプローチ術

100切りなんて簡単だ!エージシューターの極意 第4回

2022/03/02 ゴルフサプリ編集部 高橋健二



まだまだ寒い日が続く昨今。特に朝はグリーンが凍っていて、難しいコンディションに四苦八苦するゴルファーも少なくないようです。ところが、エージシューター高橋氏は、「やったー! 今日は寄せワンが楽しめるぞ」と大喜びするとのこと。
今回も超ボジティブシンキングの高橋氏が、凍ったグリーンでこそやって欲しい練習方法と、納得のスコアアップ術を伝授します。

写真提供/高橋健二

私のホームコースは埼玉県の川越カントリークラブです。日本一暑い街として知られる熊谷市から直線距離で5キロ前後。当然、夏は暑いです。一方で、冬は赤城おろしの北風が横殴りに吹きつけ、頭の芯まで凍るくらい寒いです。さらに寒冷期には、肩の高さからボールをグリーンに落とすと、カツンと乾いた音がして、膝の高さまで跳ね返ってくることも稀ではありません。

こんなとき、多くのゴルファーはこう言います。

「イヤだね、グリーンが凍っているよ。今日は大叩きしてスコアにならないぞ」

私は違います。

「やったー! 今日は寄せワンが楽しめるぞ」

そう考えるのです。

凍ったグリーンは、ボールをキャリーでオンさせると、カーンと撥ねて奥のOBまでいってしまうことがあります。だから通常より1クラブ番手を落とすか、同じ番手のクラブなら短く持って、手前から転がして乗せるようにするのですが、上手く乗らずにグリーンの手前に止まった場合でも、寄せワンの練習をする絶好のチャンスと考えて臨むのです。