西郷真央が2022JLPGAツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」をツアー初優勝で飾る

2022/03/06 ゴルフサプリ編集部



練習グリーンで西郷真央の優勝が決まった瞬間、稲見萌寧が祝福に。

「ダイキンオーキッドレディス」最終ラウンド。前半4H・5H・7Hで3つのバーディを奪って、一気に首位との差を縮めた西郷真央。「勢い」を感じさせるプレーを継続し、12Hをボギーとするも、13H・16H、そして17Hで渾身のバーディを奪ってトータル10アンダー。粘り強く首位をキープしていた渡邉彩香をかわして、開幕戦で念願のツアー初優勝を達成した。

取材/角田柊二 写真/相田克己

ここから、渡邉彩香がピンチに陥る。16Hをボギーとしてスコアをひとつ落とすと、17Hでまさかのダブルボギー。18Hでもティショットを左に曲げてピンチに陥るが、なんとかパーでしのぐ。しかし、トータルスコアを3つ落として7アンダー。

すでにホールアウトしていた西郷真央だったが、最終18Hでは第2打をグリーン左サイドのバンカーに入れてしまい、あわやボギーかと思われた場面もあった。だが、バンカーから無理にピンを狙うことなく、冷静にグリーン左サイドのラフに出し、4打目をきっちりピンに寄せてパーをセーブ。10アンダーでホールアウトし、最終組が上がってくるのを待った。

最終組は黄アルムが17H、18Hで連続バーディを奪って9アンダーまでスコアを戻すが、追撃はそこまで。西郷真央が念願のツアー初優勝をつかみ取った。

練習グリーンで最終組の結果を待っていた西郷真央のもとには稲見萌寧がかけつけ、祝福するように戦友を抱きしめた。

昨シーズンまで、何度も悔しい思いをしてきた西郷真央。優勝を信じて頑張ってこれたのは、数々の先輩プロたちの励ましの言葉だったという。特に覚えているのは藤田さいきからの励まし。何度となく「もう少しだから絶対大丈夫だよ!」と声をかけてもらったことは、西郷にとって大きな励みになっていた。

「ダイキンオーキッドレディス」試合結果
西郷真央 10アンダー・優勝
黄アルム 9アンダー・2位
西村優菜 8アンダー・3位
渡邉彩香 7アンダー・4位タイ
山下美夢有 7アンダー・4位タイ
山城奈々 7アンダー・4位タイ
勝みなみ 7アンダー・4位タイ
木村彩子 5アンダー・8位タイ
鈴木愛 5アンダー・8位タイ
@荒川怜郁 4アンダー・10位タイ
濱田茉優 4アンダー・10位タイ
稲見萌寧 4アンダー・10位タイ