パットの方向性アップの極意 藤田寛之が教えるグリーンの読み方&打ち方

第10回 方向性アップの極意

2022/04/10 ゴルフサプリ編集部



パットは振り幅が小さく、芯に当てやすい。にもかかわらずボールを押し出したり引っかけたりしてしまう。この原因を解明し方向性を高めよう。

GOLF TODAY本誌 No.598/132〜135ページより

パットはドライバーなどのショットに比べ、振り幅が小さく、ヘッドスピードが遅くなるのが特徴。そのため、ストロークの軌道よりも、インパクトでの「フェースの向き」が方向性に大きな影響を与えます。

ヘッドスピードが速いドライバーショットは、多少フェースの向きがズレても、軌道が正しければ方向性を確保できますが、パットはいくら軌道が正しくても、フェースがわずかでも左を向くとボールは左に、右を向くと右に打ち出されます。つまり、インパクトでフェースを狙ったところに真っすぐ向けることが、最優先かつ一番重要なポイントなのです。

アマチュアの方は、軌道や打ち方を意識しすぎるあまり、フェースの管理がおろそかになりがちです。テークバックでヘッドを真っすぐ引いても、真っすぐ打てるとは限りません。ですから、インパクトでのフェースの向きにもっと集中しましょう。

また、アドレスで真っすぐ構えているつもりでも、フェースの向きがズレていることがあります。ラインを読み、スパット(目印)を設定したら、それに対してフェースを真っすぐにセット。方向性に悩んでいる人は、まずはここから始めましょう。