松山英樹|苦手な試合を克服できた2つの新しい武器

TEE-UP WORLD WIDE TOPICS & NEWS|今月の1枚

2022/04/06 ゴルフサプリ編集部



◉2022年1月16日◉ソニーオープン◉ワイアラエCC(米国・ハワイ州)

最終日の残り9ホールから5打差を逆転して「ソニーオープン」を制した松山英樹。PGAツアーでは賞金ランキングでも、フェデックスカップランキングでもトップに立っている。長年、苦手にしていたハワイで開催される「ソニーオープン」で優勝できた要因とは?

GOLF TODAY本誌 No.597 10〜11ページより

7バーディ、ノーボギーという完璧な内容で単独2位まで順位をあげた3日目。約4メートルの難しいパーパットが残った14番で松山英樹と早藤将太キャディの間にはこんな会話があったそうだ。

「傾斜は右かな?」(松山)
「少し左だと思います」(早藤)

早藤キャディの読みもふまえて打ったパッティングはジャストタッチでカップイン。ここをパーで凌いだことで15番、18番のバーディにもつながり、3日目をノーボギーで終えることができた。
現地で取材していたゴルフレポーターの杉澤伸章の話によると、早藤キャディは独特だと言われるハワイのグリーンを読めていたと語る。長年、松山は「ソニーオープン」を苦手にしていた印象が強いが、早藤キャディと正式にコンビを組んでから挑んだ2020年は12位タイ、2021年が19位タイと2年連続でトップ20に入っている。ちなみに優勝した今年は、4日間のストロークゲインドパッティングが全体の1位だった。