惜敗・渋野日向子が勝者に送った拍手は、自信と”ホームツアー感“の表れか?
米国女子ツアーのロッテ選手権でトップと2打差の単独2位!
渋野日向子が、米ツアーでアウェー感なくプレーし、自分のペースで優勝争いをした。そんな印象が確信に変わったのは、優勝争いのクライマックスでの表情を見た時だった。
※写真は2021年全米女子オープンのもの
キム・ヒョージュに3打のビハインドで最終組直接対決となったロッテ選手権最終日は、終始、2人のマッチレースの様相を見せた。
前半は、淡々とプレーを続けるキムに対し、粘り強くついていく。特にキムがバーディを取った8番では、渋野はバンカーから1.5メートルのパーパットを残していた。外せば一気に5打差になる場面。だが、渋野はこれを入れて逆転への望みをつないだ。
9番でキムがボギーを叩いてからは、11番バーディで差を2打に縮めた渋野が流れを引き寄せた。大詰めの17番でキムのパットがカップ手前でわずかに左に切れてボギーとなり、1打差に。
後から「イーグル取らんとムリだなと果敢に攻めた」と振り返った18番では、7Wで2オンを狙った。これがわずかに届かず、手前にキックしてバンカーに入ってしまう。グリーン手前から打ったキムの3打目は、60センチにピタリとつけるスーパーショット。ガッツポーズが飛び出した。
これを見た渋野が、笑顔で拍手しているシーンがテレビに映し出された。