ベン・ホーガン フォローで高低を打ち分けるメリット

アイアンが際立つ!強い”決め球”の作り方[第8回]

2022/05/07 ゴルフサプリ編集部



弾道の高低はボール位置で変えるのが一般的。だがロングショットでは難しい、と森プロは言う「すくい打ちや打ち込みすぎのミスが出やすい。ボール位置よりもフォローを変えるんです」

GOLF TODAY本誌 No.598 57〜61ページより

ただ高低を打ち分けるためだけにボール位置を変えるのは、実はリスクが大きい、と森プロ。「ショートアイアンやウェッジなどのコントロールショットの距離なら問題ないのですが、ウッドやミドルアイアン以上のフルショットでは、打点やフェース向きが狂いやすくなります。ボール位置を動かすとしても、半個幅くらいでないと、打ち方を大きく変えることになります」

プレッシャー下では、プロでもミスが出やすくなるという。

「ロングショットでは、1番手ぶんくらい打ち出しと弾道の頂点を変えられれば、風の影響を抑えられたり、硬いグリーンに止めたりといったアレンジができます。ロフトにして4~6度程度の違いなので、変えるべきはヘッドの抜けるベクトルだけで十分。タイガー・ウッズが実践しているように、振り抜く高さを変えるだけなら、大きなミスは起こりません」