こわい打球事故!危険を察知して安全なゴルフを!

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第15回

2022/04/25 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

その日、そのホールのティーマークが、かなり後ろにありました。
カートストップにカートを止めても、ティーマークのカート1台分右前にカートがある位置関係になったのです。

「あっ!」「ボン!!」
同伴者が打ったドライバーの先っぽに当たったボールは45度ぐらいの角度で右に飛び出して、カートに向かって飛び出しました。僕は運転席に座っていて、『やばい。当たるかも』と、瞬間的に身体に力を入れました。5ヤードぐらいしか距離がないので、避けようがありませんし、ボールが来た予感はするものの、ボールは全く見えていませんでした。

ボールは足元のカートのタイヤに当たって、跳ね返ってティーの後ろにある池に向かって飛んでいきました。
ボンというのは、タイヤに当たった音でした。
「ごめん。ごめん。大丈夫だった?」
打った張本人は、顔色を変えて、カートに向かってきました。ボールの速度が速かったので、どこに飛んで行ったのか、どこに当たったのか、わからない様子でした。
池に入ったのも、水に入った音がしたからわかっただけで、僕もボールは見えませんでした。

タイヤを見てみると、ボールの跡がハッキリついていました。ディンプルの跡もわかりました。

打球事故にならずに良かった、と胸をなで下ろしました。ゴルフの神様に感謝しつつ、こういうケースでは、カートストップではなく、その手前にカートを停車させるようにしないとダメだと猛省したのでした。