ミケルソン発言で激震! PGAツアーとスーパーゴルフリーグ 打開策は悩めるミドルエイジの試合共催!?
佐渡充高のテレビでは語れなかったPGAツアー
ゴルフ番組やゴルフ雑誌ではあまり語られることのないトピックを、ゴルフジャーナリストやトーナメント中継の解説者として活躍する佐渡充高が取り上げ、独自の見解とともにお届けします。
GOLF TODAY本誌 No.599/123ページより
サウジアラビアのオイルマネーを背景としたスーパーゴルフリーグ(以下SGL)の出現やフィル・ミケルソンのPGAツアーに対する不適切な言葉を含む批判の影響で選手たちは分断、PGAツアーも揺れた。
ミケルソン発言の主旨は、30年の歳月をツアーでプレーした積年の疑問と提案だった。非営利団体であるツアーの全収入に比べチャリティー額が少ないこと、最大功労者である選手への分配額増、ツアーの構造改革などの改善案。
が、感情的な表現に批判が集中し、無意味な出場自粛にまで発展したことは残念だ。SGLを主導するグレッグ・ノーマンが巨額の契約金等でトッププロに参加の打診をしていることをPGAツアーは敵視し、選手のSGL参加を厳しく規制したのは御存知のとおり。