才色兼備の中空マッスルアイアン!! キャロウェイ「ローグSTプロアイアン」

2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.15

2022/04/27 ゴルフサプリ編集部



スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が今回試打したのはキャロウェイ「ローグSTプロアイアン」。4つのラインナップからなるシリーズにあって唯一の中空構造ながら、見た目はマッスルバックのよう。にもかかわらず高い飛距離性能と操作性を兼備、より小さい番手でターゲットを狙えるという。

「構造は今後主流になってくるであろう中空、ヘッドの中身が空洞です。その特徴でもありますが、パキン!と共鳴して、いい意味での弾け感がある。爽快感があってウッドみたいに楽に飛ぶ感じがあります。反面、人によっては打感がカタくて球離れが早い印象をもつかもしれません。中空は好みの差が出るとは思いますが、僕的には中空でもかなり打感が柔らかく、ボールがグシャッと潰れる感じがあります。弾け感というよりは、長く持ったボールを最後の最後でリリースする感じですね」

これはフェース裏でかなりの面積を覆っているウレタン・マイクロスフィアの効果か。フェースのたわみを阻害せずに、インパクトフィーリングを向上させる独自のテクノロジーだが、このモデルは、かつその面積がかつてなく広い。多少のミスヒットでも打感を損なわずソフトな感触を得られるという。

キャロウェイのローグといえばAI設計だが、このアイアンにもしっかり導入。しかもこのモデル独自にアップロードされている。例えばFLASHフェースSS22では、モデル別、ターゲット別に最適化がなされたが、今回はそれに加え、飛びの3要素であるスピン量、打ち出し角、ボール初速の組み合わせを含めた新しいアルゴリズムによってAIが設計している。を弾き出した。また、フェースカップにも着目。より高強度のカーペンター450と呼ばれる素材を使い貪欲にボール初速の向上を図っている。