キャリーがコントロールしやすく強いバックスピンがかかる!タイトリスト「ボーケイデザインSM9」
2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.23
スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が今回試打したのはタイトリスト「ボーケイデザインSM9」。最先端のテクノロジーとこだわりのクラフトマンシップで、多くのプロから信頼されているボーケイデザインの最新ウェッジ。イメージ通り、かつ精度の高いドロップ&ストップを極めるために生まれたモデル だ。
「ですから入射角がヨコからヨコ、いわゆるスイープに打つタイプの人に低重心のウエッジがおすすめ。ダウンブローで打てる人は、高重心ウエッジの方がキャリーもコントロールしやすくバックスピンも強くかかります。
入射角は自分ではわかりづらいので、打った時にターフが取れれば上から、取れなければスイープ、下からあおるとダフりトップになります。そのあたりがわかっていただけるとSM9が打ちこなせるようになると思います。
実際に使ってみると、フェースを開いた時も閉じた時も、打球が思った高さになる。ボールがどれくらい上がってどれくらいスピンをかけたいかまでイメージした通りになりやすい、その意味では非常にコントロール性能が高いと言えます。溝もスコアラインの間にギザギザがついている。基本バックスピンがかかりやすく、フェースが濡れた時でも性能が変わらないと思う。よりツアー志向が強くなったウエッジです」
スピン性能についてはフェースの溝も影響するが、SM9の溝はフェースの平面性を保ちつつエッジまで精密に加工が施されているため最大のスピンを得られるという。最高の品質とパフォーマンスを提供するべく100%検査を実施するとともに、インパクトエリアに局所的な熱処理を施して溝の耐久性を高めている。