ゴルファーの3大願望は「クラチャン」「ホールインワン」「エージシュート」!

100切りなんて簡単だ!エージシューターの極意 第10回

2023/06/23 ゴルフサプリ編集部 高橋健二



とてつもなく高い目標だと思われているエージシュート。ところがエージシューターの高橋健二氏は、「85歳が85で回ればエージシュートですが、85というスコアは、全部ボギーペースで回って、前半にパーが3つ、後半にパーを2つ取ればいい」と多くの方に達成できるチャンスがある目標だという。そして何よりも大事なのが「85歳まで18ホールを回れる体力をキープすること」と体づくりが大事だという。
今回はいつまでもゴルフを続けるための体づくりの具体的方法を、高橋氏が伝授します。

写真提供/高橋健二

ゴルファーの3大願望は「クラチャン」、「ホールインワン」、「エージシュート」だそうです。ちなみに、この3大願望のうち、クラチャンは「仕事を放り出してゴルフばっかりやっている」と嫌味を言われ、ホールインワンは「ラッキーなだけ。実力じゃないよ」と皮肉られます。でも、エージシュートだけは皆さんから褒められます。それは前回述べたように「人生の達人」にして初めて到達できる境地だからです。

そういうと、エージシュートを目標にすることは、とてつもなく高い目標を掲げるように聞こえますが、なんのことはない。エージシュートは「ボギーペース」で回れば達成できるのです。85歳が85で回ればエージシュートですが、85というスコアは、全部ボギーペースで回って、前半にパーが3つ、後半にパーを2つ取ればいいのです。全部ボギーペースでよいと考えると、ドライバーの飛距離は170ヤードも飛べば十分です。距離のあるパー4は最初から3オンを考えて、ドライバーはフェアウェイキープさえしておけばいいのです。

どうです?これならあなたもエージシュートができそうと思いませんか。

ただし、これには2つの前提条件があります。

1つめは、85歳まで18ホールを回れる体力をキープすること。

2つ目は、ダボ以上を叩かないマネジメントを身に付けることです。

このうち、2つめの「ダボ以上を叩かないマネジメント」は、ゴルフに行く回数が増えれば自然と身に付きます。無理をしなくなるのです。あなたがダボ以上を叩いた場面を振り返ってください。ほとんどが、無理をしなくていい場面で無理して大きなクラブを持ったり、必要以上にクラブを振り回して、自滅しているケースではありませんか。

私の経験では週2回以上ラウンドするようになると、ここは無理する場面か、無理しても意味のない場面かがわかるようになり、それにつれてダボは激減していきます。

エージシューターは、大半が週2回以上ラウンドしているので、無理しないマネジメントが自然に身に付いてきます。だからあなたも「エージシュートを目指す」と宣言した時点で、これはクリアできるものと考え、これ以上の説明はしません。

問題は、1つめの「85歳まで85で回れる体力」をキープするにはどうしたらよいか、というテーマです。