マッチプレー2位で古江彩佳が手にした最も大切な自信
米国女子ツアーのバンク・オブ・ホープLPGAマッチプレーで決勝まで進出!
写真は2021年JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ時のもの(写真/相田克己)
古江彩佳が、新たな境地を開拓。メジャー制覇への武器にする。
ルーキーとして米国女子ツアーに参戦を続けている古江は、全米女子オープン前週にネバダ州のシャドウクリークGC行われたバンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー決勝まで勝ち上がった。
風が強いタフなコンディションとなった最終日の29日、午前中の準決勝では、リリア・ヴ(米)を2アンド1で下し、午後の決勝はチ・ウンヒ(韓)と対決。お互い、苦しいゴルフを強いられた戦いは、8ホール目まで一進一退となった。
だが、チがパー5の9番第3打、残り92ヤードをカップインさせるイーグルを奪って2アップ。古江は11番のバーディで一つ取り返す粘りを見せたが、奮闘はここまで。12番でボギーを叩いた後は取り返せず、16番でボギーを叩いて3アンド2で敗れ、準優勝に終わった。
「本当にタフなコンディションで、風の中、体も頭も疲れました」。そういった古江からは、負けた悔しさと同時に自信と楽しさを感じていることが伝わってきた。