飛距離と操作性を両立。上級者も使える飛び系ツアーキャビティ|本間ゴルフ T//WORLD TW757 Vx FORGEDキャビティ
2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.29
スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が今回試打したのは本間ゴルフの「T//WORLD TW757 Vx FORGEDキャビティ」。飛び系アイアンTW757のラインナップの中ではポケキャビとマッスルバックの中間に位置するキャビティ構造ながら、直進性を高めて飛距離アップを実現。また、飛距離の犠牲になりがちな操作性をも高めた。上級者も使いたくなる飛び系アイアンだ。
ならばということで、さまざまなボールを打ち分けて操作性をテストしてみたところ、
「いいですね。フェードを打ってみたところ飛距離は157ヤード。思った方向に思ったぶんだけ曲がってくれました。方向はもちろんですが、曲がる量も思った通りでないと操作性が良いとは言えませんからね。ドローを打ったら168.6ヤード。300回転くらい左に巻きましたが、こちらも思い通りの弾道が出ました。左右のコントロール性は文句なく高いです。低い球もいい感じで打てて飛距離152.3ヤード。低いぶんスピン量が入ってボールの風切り音がすごかった。もちろんコントロールしても打感は柔らかいままでとても気持ちがいい
と上々の結果に。時距離と上級者が気にする打感及び操作性を見事にマッチアップさせていることがわかった。
「スイープに払い打つゴルファーにはちょっと難しいかもしれませんが、その先を目指して取り組んでいる人には、いたずらに難しすぎない。上昇志向に叶ったアイアンだと思います。もちろん、今も打てているけれど、もっとコントロール性を高めたい、あるいはいい打感を味わいたい、といった人たちにはもってこい。難しすぎない本格派飛び系キャビティアイアンです」