サンドウェッジ、選び方の正解は?【ロフト?形状?バウンス?】
ゴルフそもそも調査部 vol.2【今回の調査テーマ|サンドウェッジはどこで選ぶ?】
現代のゴルフギアは、先人の創意工夫が積み重ねられてきたもの。時に感じる疑問や「なぜ」「どうして」を、それらを形作ったきっかけやエピソードで振り返ってみよう。今回の調査テーマは「サンドウェッジ」だ。
GOLF TODAY本誌 No.601/140〜141ページより
イラスト/庄司 猛
今では、バンカー、アプローチ用のクラブとして欠かせないサンドウェッジ。だが、形状が多様化し、選び方がわかりにくくなっている感もある。
サンドウェッジは1930年代、グランドスラマーのジーン・サラゼンが生みの親、というのが定説だが、バンカー対策用クラブはそれ以前から存在していた。
バンカー脱出には大きなロフト角が必要。1920年代には最もフェースが寝ているクラブを「ニブリック」と呼んで多用していたが、現代のウェッジと大きく異なるのは、ソール幅がほとんどなかったことだ。
ペラッペラの板のようなヘッドは、少しでも砂に深く入るとミスに。当時は砂を薄く削ぎ取るカット打ちの技術が要求され、プロでも至難の業だったという。