ゴルフと熱中症2|呼吸筋を鍛えることで酷暑を乗り切るための最強の暑熱順化を行う!

生涯スポーツ・ゴルフと健康「末長くゴルフを楽しむために」|第17回

2022/07/22 ゴルフサプリ編集部



「戻り梅雨」で一息ついた猛暑が下旬から再来すると予想されています。雨の心配が少なくなりホッとする一方、熱中症の危険がさらに高まります。特に、少し気温が低くなったのに慣れていた体に炎天下でのゴルフは大きな負担です。改めて熱中症に最大の警戒と予防をしましょう。

暑さによって体温が上がると、脳や神経に熱によるダメージが及んでしまいます。熱中症で最もこわいのはこの点なのですが、それを防ぐには自律神経がオーバーワークにならないよう負担を減らして体温調整を行える状態に整えておくことが大切です。

そこで前回は、ラウンド中に首筋と手のひらを冷やすことの有効性、ゴルフ当日の水分・塩分補給の大切さ、また冷却グッズなどを利用することも熱中症の予防につながることなどを学びました。

それらが熱中症の予防に直結するのはもちろんなのですが、本来はゴルフ当日を迎える前、できればラウンドの2週間くらい前から「暑熱順化」を取り入れることが重要なのです。今回は、暑さに体を慣らす「暑熱順化」の有効性と、炎天下でのラウンドでも体温調整をしっかり行なうためのコンディションについて考えていきましょう。