ネオマレットなのにブレード並みに繊細なタッチが出る|オデッセイ ELEVENパター
2022ニューモデルを関浩太郎が試打インプレッションVol.30
スイングコーチ兼クラブフィッターの関浩太郎が今回試打したのはオデッセイの「ELEVENパター」。見た目は大型ヘッド、いわゆるネオマレットながら従来のモデルとは一線を画す性能を有している。すなわちネオマレットの安定性と操作性がドッキング。抜群の転がりの良さに魅了されたツアープロが手にして、多くの勝利に貢献している。
撮影/相田克己 協力/サザンヤードカントリークラブ
「プロはアマチュアがなかなか入らない4~5メートルを入れにいきたい。ちょっとでも強いと真っすぐで、ちょっとでも弱いと曲がるこの距離では、思った強さピッタリで打たないと思った分だけ曲がってくれません。繊細なタッチで打つからこそ思ったように曲がって入る。
とりわけミドルパットのブレークラインを入れるには強弱のコントロール性の高いパターが欲しいわけです。本来、打点と重心点が近い方がタッチは出やすくコントロールできます。多くのプロがブレードタイプのパターを使う所以ですが、それだと慣性モーメントが低くて方向性がイマイチ。そこで満を持して投入されたのがこの最新ネオマレットというわけです」