飛距離アップのコツはこれだった!ぜひとも身に付けたいグリッププレッシャーのメリハリ

ベン・ホーガンを先生に!森プロが解説する『アイアンが際立つ!強いアレンジの作り方』【第2回】

2022/09/09 ゴルフサプリ編集部



個性を生かす打ち方のアレンジを成功させるには“活きたインパクト”は外せない、と森プロ。
「その盲点になりやすいのがグリッププレッシャー。強く握り締めるのはダメですが、緩すぎてもアウト」ホーガンも悩んだグリップのメリハリとは?

GOLF TODAY本誌 No.603 73〜77ページより
イラスト/久我修一 取材協力/東京ゴルフスタジオ
取材・構成・文/戸川 景 撮影/圓岡紀夫

スイング改造の目的の1つとして外せないのは飛距離アップの要素、と森プロは言う。
「具体的にはヘッドスピードをアップする技術です。アイアンの精度を高めることが最優先事項の場合でも、ヘッドスピードが向上すれば余力を生かしたコントロールが可能になります」

筋力増強以外にヘッドスピードを上げる技術はあるのだろうか。「ホーガンや、私の師匠の陳清波は大柄でもなく筋骨隆々でもありませんが、ロングヒッターでした。ポイントは〝キネティックチェーン(運動連鎖)〟です。全身の筋肉を上手く連動させて、効率よくパワー、ヘッドスピードに変えることができる技術。ホーガンの場合は、左グリップを〝切り返しまで緩めてインパクトエリアで締める〟メリハリのある動きで若いころから実践していました。だから、オーバースイングにもかかわらず、高速で振り切れたんです」