2022上半期に大活躍した西郷真央や山下美夢有らはどんなクラブを使っていた?最新トレンドも教えちゃいます
勝ち組ギアに学ぶセッティング術
女子プロ優勝者のセッティング14本に新ブーム!?
前半戦の女子ツアーを振り返ると5勝を挙げた西郷真央や賞金ランク1位の山下美夢有が強さを見せる一方、菊地絵理香や上田桃子などベテラン選手も活躍。今回は前半戦に活躍した選手の最新セッティングトレンドを調べてみました。
GOLF TODAY本誌 No.603 97~101ページより
構成・文/野中真一
撮影/相田克己 渡辺義孝
10年前の女子ツアーでは、5番アイアンからPWまで6本セットのアイアンを使う選手がほとんど。しかし、今はアイアンが6番、7番アイアンからになり、逆にウッドを6本入れる選手が増えている。
その理由について女子プロのコーチもつとめている人気クラフトマンの関雅史は、「グリーンを狙うときに、女子選手のスイングスピードだとスピンで止めるよりも「高さで止める」方がやさしい。だからアイアンよりも、打球が上がるショートウッドやユーティリティを増やす選手が増えてきたと思います」
ウッド6本セットは菊地絵理香などのベテラン選手だけでなく、西村優菜など20歳前後の選手にも増えている。また若い選手ほどアイアンやウェッジまでカーボンシャフトにしているのも最新トレンドの一つ。ちなみに西村優菜はドライバーからパターのストロークラボまで14本全てカーボン。
※掲載されているクラブセッティングの内容は2022年JLPGAツアー初戦「ダイキンオーキッドレディス」時のものです。