日本女子アマも制した尾関彩美悠が19歳でツアーV。歴代優勝者のツアー勝利率がすごい!

「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.150

2022/10/02 ゴルフサプリ編集部



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住友生命Vitalityレディス東海クラシックで初優勝を飾った尾関彩美悠は昨年の日本女子アマチャンピオンでもある。日本女子アマ優勝者はプロの世界でも成功した選手が多い。ツアーで勝った選手はどのくらいいるのか、調べてみた。

歴代の日本女子アマ優勝者でプロに転向した選手は34人いる。その中で、ツアーで優勝したのは尾関彩美悠で23人目。勝率は68%という、なかなかの高率だ。

日本女子アマの歴史は1953年に始まっている。日本に女子プロゴルファーが誕生したのは1967年だから、それよりも前だ。

初めてプロに転向した日本女子アマチャンピオンは清元登子である。1969、72、73年と日本女子アマを3度制した清元は1973年にアマチュアとして史上初めて女子プロのトーナメントで優勝したことでも知られている。この優勝も含めてツアーで計8勝。後に日本女子プロゴルフ協会会長を務め、不動裕理、大山志保、古閑美保と3人の賞金女王を育てた名伯楽でもあった。

国内の優勝回数が最も多いのは服部道子と大山志保の18勝。ともに賞金女王経験者でもある。

後に米女子ツアーで優勝する宮里藍と宮里美香も日本女子アマ優勝者。公式競技3冠の諸見里しのぶもそうだ。

黄金世代では勝みなみと高橋彩華。勝はツアー優勝が先という、稀有な例である。高橋は同世代のエース・畑岡奈紗を抑えての日本女子アマ優勝だった。昨年ツアー2勝した吉田優利、今年大ブレークした西郷真央も女子アマチュア日本一の称号を持っている。