パットのスランプは「お先に!」感覚で脱出できる!
藤田寛之が教えるグリーンの読み方&打ち方 第14回
コースに出ると緊張感や不安感、プレッシャーによって思い通りに打てなくなる。これを克服するには、練習を工夫してみよう。
GOLF TODAY本誌 No.604/124〜127ページより
取材・構成・文/小山俊正 撮影/相田克己 取材協力/葛城ゴルフ倶楽部
パットはショットに比べ、体の動きや振り幅が小さく、ミスヒットをしにくい。にもかかわらず、スランプに陥るのは「アドレスの再現性」に問題があります。
気がつかないうちにアドレスが変わってしまい、方向性や距離感が低下。それを修正しようとして打ち方(ストローク)をいじると、ますます当たらなくなる。この悪循環がスランプを長引かせてしまうのです。
毎回同じように構えているつもりでも、日々の体調や前傾姿勢、ボール位置のわずかなズレによってアドレスは変わります。コースに出ると足元に傾斜(起伏)が加わるので、なおさらです。