年間女王に向けて独走中の山下美夢有!「まさに教科書通り」のスイングとは

一流プロのドライバーのマネどころ

2022/10/27 ゴルフサプリ編集部



「ミヤギテレビ杯」では初日に『60』を出して、完全優勝!

「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」では初日にツアー最少記録の『60』をマークして、そのまま完全優勝を達成した山下。今シーズンは賞金ランキングでもメルセデスランキングでも1位を独走している。

GOLF TODAY本誌 No.605 16〜19ページより
構成・文/野中真一
撮影/相田克己 圓岡紀夫
写真/大会提供

山下選手のスイングは良い意味で特徴がなくてオーソドックス。クラブの上げ方、上半身や下半身の回転、足の踏み込み方にも目立った個性がありません。だから、再現性が高いとも言えます。

特に素晴らしいと思うのはダウンスイングでの右ワキと右肩です。まず右ワキは切り返しはもちろん、ハーフウェイダウン、インパクトまで締まっています。右ワキが体にくっついていることで、手打ちにならずに体の動きとクラブの軌道が同調するのです。

もう1つ、お手本にしてほしいのは切り返し直後の右肩を高い位置をキープしていること。右肩が下がってしまうとフェースが寝たり、開いたりして、様々なミスショットが出やすくなりますが、山下選手のように右肩が高い位置にあればフェースをスクエアに当てやすい。この姿勢は松山英樹選手にも似ていて、まさに教科書通りです。