タイガー・ウッズ招集の緊急会合!なぜそこに松山英樹の姿がなかったのか
佐渡充高のテレビでは語れなかったPGAツアー
選手会長としてPGAツアーを強力にバックアップしているローリー・マキロイ。会長のジェイ・モナハンとも密に連絡を取り合っているようだ。
ゴルフ番組やゴルフ雑誌ではあまり語られることのないトピックを、ゴルフジャーナリストやトーナメント中継の解説者として活躍する佐渡充高が取り上げ、独自の見解とともにお届けします。
GOLF TODAY本誌 No.605/99ページより
写真/Getty Images
松山英樹は負傷に見舞われながらもトップ30出場の最終戦に史上最長9年連続進出、堂々のプレーに風格を漂わせるようになった。初夏からLIV移籍の噂が流れ米国では賭けの対象になるほど過熱していたがシーズン最後の会見で「来季もPGAツアー参加」を表明。とは言え、僕の脳裏にある出来事が浮かんだ。
8月16日プレーオフ2戦の開幕前にタイガー・ウッズがフロリダ州の自宅からデラウェア州の現地に駆けつけ主力選手と選手会の新役員(移籍選手の後任)23人による緊急会合を行った。LIVに対するPGAツアーの改革案や意思共有が目的だった。
当然、そこに松山も参加していると思ったが呼ばれなかった。韓国最上位イム・ソンジェの姿もなく、その理由が「通訳が必要だから」と聞き懐疑的になってしまった。
ランク125位で終えたリッキー・ファウラーはウッズに同伴し会議に参加したのに、マスターズ勝者、ツアー8勝の松山がなぜ外された?移籍の噂が影響したか?