ゴルフ場ってプレーしない人でもコースに入れるの? 友達のゴルフを見学してみたいんだけど
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第40回
ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。
写真提供/篠原嗣典
「初めてゴルフする人にとって、ゴルフ場はハードルが高い。施設見学や、友人のラウンドにプレーしないけど、付いて回ることはできないのか?」
ゴルフをしてみたいという人は、令和のゴルフブームで激増しています。こういう発想や質問があることは、時代の証明かもしれません。
結論から書くと、ゴルフコースでプレーしている友人をプレーしないで見学するというのは、禁止されていて、限られたイベントでもない限り不可能です。理由は明確で、プレーしない人がコース内をうろうろしていると、打球事故などが起きてしまうリスクが激増するからです。
実際に、コース内で起きる打球事故の8割には初心者が絡んでいるという統計がありますので、仕方がない決まりなのだと思われます。
そういう状況の中で、2022年の春まで、1000円支払えば見学が可能だったコースを僕は知っています。実際に過去10年でそのシステムを利用して、4人のゴルフをしない人に見学をさせた経験もあります。