3年ぶりに日本で開催した米女子ツアー!永井花奈、上田桃子が盛り上げるもあと一歩届かず
TOTOジャパンクラシックで米ツアーから参戦のジェマ・ドライバーグが優勝。永井花奈が2位と健闘
日本で開催された米女子ツアーの一戦、TOTOジャパンクラシック。永井花奈、上田桃子ら日本勢も大いに健闘したが、頂点に立ったのは日本では無名のジェマ・ドライバーグ(スコットランド)だった。
撮影/相田克己
見事な“初優勝”だった。
通常、初めての優勝が目の前にちらつくと落ち着かないゴルフになるものだが、ジェマ・ドライバーグは違った。
最終日は、トップの上田桃子と1打差の2位からスタート。7番でこの日2つ目のバーディを奪ってトップに並び、9番で上田が落とし単独首位に躍り出る。さらに、この日5つしかバーディが出なかった難関11番でバーディを取りスコアを16アンダーまで伸ばすと、13番からは圧巻の3連続バーディ。最終18番でもこの日7つ目のバーディを奪い、終わってみれば2位と4打差の20アンダーで頂点に立った。
スコットランド生まれの29歳。「米女子ツアーで勝ちたい」という夢を実現するため、弱冠15歳で渡米。IMGアカデミーで研鑽を積んで、大学卒業後の15年、22歳でプロ入りを果たしたというしっかりした考えの持ち主。
その後、なかなか芽が出なかったが、勝利を目指して努力を重ね、今年ようやくフル参戦が叶った。