マスターズの歓喜を「コスモヘルスカップ」で再現したい

2022/11/17 ゴルフサプリ編集部



初日の朝一番からティーグランドをぐるりと囲むギャラリー。そしてすべての選手にやんやの喝采と拍手が送られる。2020年にスタートし今年初めて観客を入れて行われた「コスモヘルスカップシニアトーナメント2022」で日本のトーナメントではなかなか見られない光景に出くわした。
撮影/圓岡紀夫 取材・文/吉田宏昭

「コスモヘルスカップシニアトーナメント」は、「ゴルフを通じて健康寿命を伸ばす」という倉本昌弘PGA会長(当時)の考えと「健康で長生きできる人を増やす」というコスモヘルス(株)の理念が一致して2020年に始まった大会だ。

過去2大会は無観客で行われ、同社が扱う予防医療機器の実地体験や健康に関するセミナーを通じてシニアアスリートを応援するという目的は果たしたものの、多くのギャラリーにシニアツアーの楽しさを伝えるという宿題は残ったままだった。

だが、3年目の今年ようやくギャラリーを迎え入れることが可能となり、トーナメントは新たなステージに進んだ。PGAのメジャー大会を彷彿とさせる盛り上がりを仕掛けたのはコスモヘルス(株)社長で大会会長を務める鈴木優輔さんだ。有観客開催が決まると同社社員有志約200名が手を上げ、その名も「盛り上げ隊」を結成。大会初日1組目から積極的な掛け声や拍手で選手を応援した。