「2000円でたいへん楽しめた」金無いのにゴルフやってるオヤジの伊藤園レディス観戦
金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし 第19話/後編
好天の伊藤園レディスの1日目にツアー観戦に来た「金無いのにゴルフやってるオヤジ」。アマチュアで現役高校生の馬場咲希選手からツアー50勝で永久シードの不動裕理プロまで幅広く観戦していましたが、不動プロの往年と変わらぬショットに感動して、不動プロの組に付いていくことにした話の続きです。
写真/相田克己
前回書いたように、「金無いのにゴルフやってるオヤジ」が若いときに最強の女子プロだったツアー50勝、永久シードの不動裕理プロがいる第3組に、12番ホールから付いていくことにしました。
といっても、ずっと張り付いているわけではなく、あらかじめ良い観戦スポットとチェックしていた、15番ホール565ヤードパー5のティーイングエリアに先回りすることにしました。
ティーイングエリアがとても狭く、すぐ後ろのカート道から選手はすぐ目の前です。定点観察しているギャラリーも少なく、選手のスイングが良く見える右後ろのいい位置に立って、何組かのティーショットを観戦していました。
しばらくすると、前の14番ホールでバーディーを取った不動プロが一番にティーイングエリアに上がって来ました。そしてすぐ目の前で、私が若いときにテレビで見ていたときと変わらないスイングで、ドライバーをフルショット!
バキッという想像以上に重いインパクト音に驚かされ、そして、勢いよく飛び出したボールは、青空をバックに、ほぼ曲がることなくフェアウェイやや右に飛んで行きました。
「凄い…」46歳になっても衰えを感じさせないショットに、再び感動を覚えました。