2022年ゴルフの打ち納めは済みましたか?来年のゴルフを何倍も面白くする!年末ゴルフのススメ
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第48回
ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。
写真提供/篠原嗣典
「ゴルフで一番大事なストロークは何だと思いますか?」
このテーマのゴルフ談義は、熱心なゴルファーほど盛り上がります。
ドライバー命のゴルファーは、ドライバーのことを推すでしょうし、パットでスコアを作っている猛者ゴルファーは、パットの深淵を覗き込むようなディープな話に持ち込もうとするかもしれません。
ゴルフの魅力の一つは、そのゲームの多様性と絶妙な複合要素だといえます。盛り上がるゴルフ談義の一つの特徴として、答えが無限にあったりするものなのです。やればやるほど、知れば知るほどゴルフがどんどん好きになってしまうのは、魅力が増えていくからだという説もあります。
しかしゴルフのゲームとしての本質は、少ない打数でプレーした者が勝つという不変の真理です。どんなに好きだろうと極めるほどに、実際のストロークはどんどん減っていくのです。何という皮肉なのでしょうか。
とはいえ、その不条理ささえゴルフの魅力になっていくのですからこのゲームは底無しなのです。
永遠の迷路のようなゴルフだからこそ、ゴルファーは常にけじめを意識する必要があります。永遠だと達観して、スタミナ勝負に持ち込もうとすると、多くの場合でゴルフのダークサイドに落ちてしまう要因になります。
メリハリをしっかりとつけて、ちゃんと計画をする習慣は、ゴルフを何倍も面白くするコツなのです。