ビッグタイトルで初優勝の快挙を成し遂げた笹生優花の強さは「前向きな考え方と行動」にあった

ジャンボに聞け!ジュニアゴルファーの育て方 VOL.7

2022/12/28 ゴルフサプリ編集部



TOTOジャパンクラシックでは同じ門下生の西郷真央と談笑。

ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーから育った中で、最も大きなタイトルを取った選手と言えば笹生優花だろう。桁外れのパワーを武器に、世界最高峰のタイトルである全米女子オープンを2021年に制している。今も60人の選手が汗を流すアカデミーの中で、伸びる選手と伸びない選手の違いはどこにあるのか。そしてゴルフ界を常に牽引する尾崎将司の見つめる未来とは。「誰も書けなかったジャンボ尾崎」の著者である金子柱憲が、笹生の成功例をベースに解説する。

GOLF TODAY本誌 No.607/102〜103ページより
取材・構成/日本ゴルフジャーナリスト協会会長・小川 朗
撮影/相田克己
協力/ダイキンオーキッドレディススタンレーホンダレディス

俺が言いたいのは、俺のところに来たから優勝できたわけではなく、前向きな行動が運を呼び込んだんだな。動物は良いことがあると、ずっと同じ行動をするらしいんだ。人間も同じだよ。常に前向きな行動が、運を呼び込むんだ。それが伸びる選手の条件かな」

実は「誰も書けなかったジャンボ尾崎」の巻末対談で、金子に「伸びる選手とは、どのような選手だと考えますか?」と問われた際、ジャンボは笹生を例に挙げ、こう答えている。