パッティングの精度が上がったという上野菜々子に、好影響を及ぼした教えとは
進化する技術「私流」トーナメントにおけるプロのコメントからテクニックを深掘り!VOL.3
青木瀬令奈からラインの読み方やタッチの合わせ方を教わったことでパッティングの精度が上がったという。ラインを漠然と読むのではなく、どこから曲がり始めるのかを見極め、そこに対してタッチを合わせるようにしたとのこと。ライン全体をイメージして打つよりもはるかに距離感が合う上野のパッティングを分析する。
GOLF TODAY本誌 No.607/136〜137ページより
撮影/圓岡紀夫
協力/大箱根CC イラスト/庄司 猛
取材トーナメント/CAT Ladies
一昨年のプロテストに合格し、2022年は初シードを狙った上野菜々子だが、実はパッティングに不安を抱えていた。そこで、パッティングの上手い青木瀬令奈にラインの読み方やタッチの合わせ方を教わってみると、タッチが合うようになってきたという。
「以前はボールからカップまでのラインをイメージしたら、あとは上りなら強め、下りなら弱めに打っていました。漠然とした読みとタッチのため、カップインの確率はあまり高くなかったです」。
青木から教わったのは、カップまでの距離にタッチを合わせるのではなく、ボールが曲がり始めるポイントまでを直線と考え、そこまでの距離感でボールを打つことだった。