勝みなみが渡米前に語った本音「私はまだ30%」
今年から米国LPGAツアーに本格参戦する勝みなみ。渡米を約1カ月後に控えた2月中旬、練習拠点にしている茨城ゴルフクラブでインタビューに答えてくれた。そこで語った米国ツアーへの思い、10年後の将来設計は?
取材・文/野中真一 写真/ゴルフトゥデイ編集部
―米国ツアーのデビュー戦は?
まずは日本の開幕戦から3試合出て、アリゾナの試合(LPGAドライブオン選手権)から米国ツアーに出場する予定です
―米国ツアーには「チーム勝みなみ」として参戦する?
今のところ、母と2人です。キャディも現地でお願いしようと思っています
―期待と不安はどちらが大きいですか?
不安です。まずは言葉、そして移動と体のケアを心配しています。日本ならシーズン中でも、週に1回は東京に戻ってきてトレーナーさんに診てもらうことができました。でも米国に行ったら、そういう環境作りもゼロしないといけないので、体のことは心配です
―ゴルフに対する不安は?
それは、ほぼありません。試合がはじまって、ゴルフになったら、日本も米国も一緒。少しでも良いスコアで回るだけなので、やることが変わらないと思っています
―米国の芝やグリーンへの対応は?
慣れていくしかないと思っていますが、全米女子オープンとか昨年のQTでプレーした感覚からすると、それほど心配はしていません
―飛距離に関しては?
飛距離は十分に通用すると思っています。この2、3年でドライバーの飛距離がキャリーで10ヤード近く伸びましたし、海外の選手と一緒に回っても飛距離で負けるという感覚はありません
―優勝するイメージはありますか?
正直あります。昨年のQTでも、私の勉強不足であまり一緒に出ていた選手のことは知らなかったのですが、すごくゴルフのレベルは高かった。そういう選手と、米国のコースで十分に戦えたので、優勝するイメージはあります
―今のご自身はツアープロとして100点中、何点まで到達していると思っていますか?
まだ、30点くらいですかね。これから米国ツアーに行けば、もっとスキルも磨けるし、もっとゴルフの勉強ができる。まだ、プロに入ってから5年目なので、プロゴルファーとしては「駆け出し」だと思っています。達成感は全くありません
―スイングの調子は何点ですか?
日本女子オープンに勝ったときが70点というか70%くらいだったので、今は80%くらい。順調に良い感じに仕上がってきています