2代目ステルスシリーズの中では最も振りやすい!大きな変化を見せた「ステルス2 HD ドライバー」をぜひ試してほしい
クラブフィッターでクラフトマン・小倉勇人の試打レポートVol.7
クラブフィッターでクラフトマンのゴルフライターの小倉勇人(通称:おぐさん)が、巷で話題の最新モデルや人気クラブを試打レポートします。今回レポートするのは、飛ぶけどちょっと難しいと評価されたクラブがモデルチェンジ!「テーラーメイド ステルス2ドライバー」です。
写真/ゴルフサプリ編集部
個人的な分析ですが、前作の「ステルス HD」ドライバーは、適度なフックフェースとオートマチックにつかまりやすい大きめの重心角で、ボールのつかまりを演出していました。
それなりにヘッドをスクエアに戻すことができれば、安定したつかまり性能を発揮できたのですが、テークバックで大きくヘッドを開いてしまうとインパクトでスクエアに戻しきれず、つかまえきれないといった症状が出てしまうことがありました。
しかし今作は重心距離が短くなったのか、ヘッドターンがスムーズになり、多少ヘッドを開きすぎても安定してスクエアに戻せるようになりました。
さらに前作と比べてライ角が2度アップライトになり、クラブ長が0.25インチ短くなるなど、ヘッド性能以外の部分でもつかまりをよくする工夫がされています。これにより、ミート率も向上させやすく、安定してつかまる非常にやさしいドライバーになったのです。
個人的には「ステルス2」ブランドのドライバーでは最も振りやすいと感じます。そして弾道調整機能やシャフトの選定によって、やさしいモデルでありながら、上級者でも扱いやすいモデルに仕上げることができるでしょう。