初代はHDでさえ、それなりにハードだったけど2代目は?

「ステルス」ブランドに設定されている「HD」シリーズは、ハイドローの意で、高弾道でつかまりの良いシリーズとして設定されています。

しかし前作の「ステルス HD」ドライバーは、飛距離性能は高かったのですが、ベースとなる「ステルス」ドライバーがツアープロやアスリートに向けた仕様でした。

そのため、上がりやすくつかまるといいながらも、それなりのヘッドスピードとインパクトでフェースをスクエアに戻す技量を要求する仕上がりでした。

そんな結果を踏まえてか、モデルチェンジした「ステルス2 HD」ドライバーは、劇的に進化しました。

「ステルス2」ブランドの他の2モデルも大きな進化を見せていますが、個人的に最も大きな進化をしたのがHD。飛距離性能はそのままに、一気にやさしいモデルになりました。

ボールのつかまり方が変わった?小さな力で楽につかまる

個人的な分析ですが、前作の「ステルス HD」ドライバーは、適度なフックフェースとオートマチックにつかまりやすい大きめの重心角で、ボールのつかまりを演出していました。

それなりにヘッドをスクエアに戻すことができれば、安定したつかまり性能を発揮できたのですが、テークバックで大きくヘッドを開いてしまうとインパクトでスクエアに戻しきれず、つかまえきれないといった症状が出てしまうことがありました。

しかし今作は重心距離が短くなったのか、ヘッドターンがスムーズになり、多少ヘッドを開きすぎても安定してスクエアに戻せるようになりました。

さらに前作と比べてライ角が2度アップライトになり、クラブ長が0.25インチ短くなるなど、ヘッド性能以外の部分でもつかまりをよくする工夫がされています。これにより、ミート率も向上させやすく、安定してつかまる非常にやさしいドライバーになったのです。

個人的には「ステルス2」ブランドのドライバーでは最も振りやすいと感じます。そして弾道調整機能やシャフトの選定によって、やさしいモデルでありながら、上級者でも扱いやすいモデルに仕上げることができるでしょう。

おすすめは初心者から中級者まで!シャフト次第で上級者もイケる!

単純に飛距離性能で考えると、他の2モデル「ステルス2+」と「ステルス2」には、ごくわずかなものの劣る部分はあります。絶対的なスピン量はやや多くなりますからね。

ですが、スイングが安定しないゴルファーやスライス傾向を持つゴルファーには、最も飛ばせる「ステルス2」のモデルといえるでしょう。

最新の打点ミスへの強さや直進性の高さを持ちながら、楽に上がってつかまる仕様は、意外と貴重な存在なのかなと思っています。

他のメーカーにもつかまって上がるモデルはありますが、最近の試打したモデルの中では、最も振り抜きやすいです。最新の大型ヘッドのモデルがやさしいと感じない方は、「ステルス2 HD」をぜひ試してもらいたいですね。

■オグさん(小倉勇人・おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。


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