ドローからフェードに変更!ヘッドカバーを使った、小祝さくらのスイング修正方法

進化する技術「私流」トーナメントにおけるプロのコメントからテクニックを深掘り!VOL.6

2023/04/03 ゴルフサプリ編集部



18年以来4シーズン連続で賞金ランキングトップテン入りの安定感を見せている小祝さくら。その間、8勝を挙げており、その実力は誰しもが認めるところだ。昨年も球筋をドローボールからフェードボールに変更したにもかかわらず、しっかりと2勝を挙げて見せた。ただ、小祝自身にとってはスイングの試行錯誤を繰り返しながらのシーズンであり、決して満足はしていない。このオフにどれだけ完成度を上げたか次第だが、今季はさらなる飛躍を目指す。

GOLF TODAY本誌 No.610/152〜153ページより
撮影/相田克己
協力・取材トーナメント/スタンレーレディスホンダ イラスト/庄司 猛

ここ数年、トータルドライビングやパーオン率のランキングで上位にいるように、ショットの正確性には定評のある小祝さくら。昨年、持ち球をドローボールからフェードボールに変えたというが、その流れの中でスイング的に試行錯誤していたのが、テークバックだという。

「できるだけインサイドにクラブを上げないようにしていました。インサイドにクラブを上げると、インパクトゾーンで手を返したり、ダウンスイングでクラブフェースが開いたまま下りてくることがあるからです」

小祝としてはボールと目標を結んだターゲットラインに対してヘッドを真っすぐ引きたいものの、ついインサイドに引いてしまうのだ。ドローボールを持ち球にしていた頃はインサイドアウトのスイング軌道でクラブを振っていたが、その影響が多少なりとも残っていたのだろう。

とはいえ、ボールが右にも左にも曲がってしまう状況ではコースマネジメントもままならない。早速、インサイドにヘッドを引かない練習に取り組んだ。