ボールに5~6センチ近づいたことで手打ちがなくなった
ツアー初優勝が日本女子プロゴルフ選手権という快挙を達成した川﨑春花。最終18番パー4では8メートルのバーディパットを沈めてガッツポーズを見せていたが、その後の試合ではパッティングで試行錯誤していた。
川﨑春花 「疲れてきたときに出ますが、手元を結構低い位置まで下げて打つところがあったんです。その結果、手だけを動かしてストロークしていました」
本来は体幹を使ったストロークを心がけていたが、連戦が続いたり、ホール数を重ねてくると自然と両手の位置が下がり、そのままストロークしていた川﨑。
要するに手打ちになっていたため、インパクトが安定せず、方向性、距離感にも誤差が生じていた。そのことをマスターズGCレディースの初日を終えた後、自分がストロークする動画を見て気が付いたという。
川﨑春花 「ボールから少し離れて構えていたのが原因かなと。それで、ボールの近くに立って、手元の位置を上げるようにして構えたら、いいストロークができるようになりました」
ボールに近づいたのは指4本分、5〜6センチの距離だという。
川﨑春花のアドレス姿勢
上体が起き上がった方が、両手をスムーズに動かしやすくなるのでロングパットの”距離感が”合いやすい。
ボールに近づいて立ち手元を高い位置で構えると、ラインに乗る確率がアップ!
ボールから離れて手元が低い構えだと、トゥ側が浮き気味になる。その状態で手打ちになると、フェースが返りやすいため、打ち出す方向もズレやすい。
たとえ5〜6センチでも、ボールに近づいたことで上体もやや起き上がり、手元も高い位置をキープできるようになる。しかも、トゥ側が浮くこともない。むしろヒール側を浮かせるイメージに近いのだろう。
体幹を使ったストロークを行いやすくなったことで、距離感、方向性を取り戻す。初日は30パットだったが、2日目は25パット、3日目は24パットにまとめている。シーズンを通しての平均パット数は30・3125と決してよくはなかったが、シーズン終盤はパッティングが安定したことで上位に食い込む回数も多かった川﨑。
アベレージゴルファーもラウンド中にパッティングがイマイチだと感じたら、ボールに近づいてみてはいかがだろうか。
ボールから離れて立つと、前傾姿勢が深くなり、両手の位置も低くなるが、ボールに対して近づくことにより、上体が起き上がる。その分、ラインを見やすいメリットも出てくる。
ストロークに対する不安もなくなり、ラインを呼んでからアドレスに入るまでのルーティンもスムーズに行われるので、パッティングにもリズムが出てくる。
ボールに5、6センチ近づくことで、上体が起き上がり、それにつれて手元の位置も高くなる。
ヘッドのトゥ側が浮くこともなく、構えた方向へボールを打ち出せるようになった。
手先を使わずに体幹を使ってストロークできるので、インパクトに誤差が生まれにくい。
狙ったところにボールを打ち出せる。
川﨑春花のパッティング
川﨑の場合、両肩と両腕でできる五角形を崩さずにストロークするため、なるべく手先を使わずにストロークしたほうが正確性はアップする。調子がいいときは、体でヘッドを上げている。
体の軸を中心に体幹を動かすことでストロークするが、このとき五角形を崩さずにダウンスイング、インパクト、フォロースルーを迎えている。その結果、ボールがラインに乗る確率も高くなる。







