「今時の若者は〜」=「羨ましいよね」の訳?皆違って皆良い!ゴルファーにもジェネレーションギャップがあるから面白いのだ

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第69回

2023/05/16 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典



ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

写真提供/篠原嗣典

「曾孫と一緒にゴルフができるまでは、ゴルフは引退できないね」
来年80歳になる大先輩の宣言に、その場にいた後輩一同で拍手しました。その先輩は数年前に、念願だった親子孫三代参加のミニコンペをやって大喜びしていましたが、曾孫が生まれたことで新たな目標ができたようです。

“ゴルフは学べば学ぶほど、学ぶことが増えていく”という名言を思いだしました。ゴルフは極める気持ちを失わない限り、どこまでも高く、そして深いのです

「祖父と祖母と一緒にゴルフをして、二人がこんなふうに笑ったり悔しがったりするんだって初めて知ったんです」
ゴルフ歴1年の20代女子ゴルファーから、祖父母と一緒にゴルフをしたときの話を聞きました。彼女の祖父母は、孫がゴルフを始めるならといろいろな援助をしてくれたそうです。

おじいちゃんとおばあちゃん孝行になって、かつ、心の距離も縮まるところは、ゴルフの素晴らしさです。