オーガスタナショナルGCは近所にあるオーガスタ市営GCに対する支援を発表!一体どんなことになっちゃうのか?
SDGsとゴルフ|第23回
「ザ・パッチ」という愛称で親しまれているオーガスタ市営ゴルフコース。
マスターズを主催するオーガスタナショナルゴルフクラブは、地元地域への様々な社会貢献を実施している。今年のマスターズの開幕前日に、コミッショナーが新たな取り組みを発表。2マイルも離れていないオーガスタ市営ゴルフコースの取り組みを支援するというものだった。
GOLF TODAY本誌 No.612/117ページより
米国だけでなく、日本でも閉鎖的なメンバーシップコースは少なくない。最近では地元地域の方がラウンドできる開放日を設けたりするなど、できる限り地元地域に開かれた運営を行っているコースも増えている。
一方でオーガスタナショナルGCの取り組みは、プレーの機会を与えるのではなく、ゴルフの次世代労働力を生み出す教育プログラムの支援を近隣のゴルフ場で行うというものだった。
もちろんゴルファーにとってはオーガスタナショナルGCでラウンドするチャンスがあった方が魅力的だが、地域の雇用を創造するだけでなくオーガスタ市全体のゴルフコースのクオリティを上げることで、様々な方々が恩恵を受けられるという壮大なものだった。
「このパートナーシップを開始するのが待ちきれません。他の地域のモデルとなることを期待しています」と語っていたフレッド・リドリー氏。この取り組みの詳細はこれから詰めていくことになるようだが、オーガスタ市で成功モデルとなれば、他の地域でも参考にされるかもしれない。