五感を研ぎ澄ませ!ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーが弾道計測器の使用を見送っている理由とは?
ジャンボに聞け!ジュニアゴルファーの育て方 VOL.13
インドア練習場ではゴルフシミュレーターが活躍し、屋外型のゴルフ練習場にも弾道計測器が投入されつつある。一方でマーケットには一般ゴルファーにも手が届く廉価版も続々登場。ゴルフレッスンにも一大変革期をもたらしている。そんな時代のジュニアたちは、こうした最新鋭器とどう付き合っていくべきなのか。ジャンボの愛弟子で「誰も書けなかったジャンボ尾崎」の著者でもある金子柱憲が、ベストな道を説く。
GOLF TODAY本誌 No.613/102〜103ページより
取材・構成/日本ゴルフジャーナリスト協会会長・小川 朗
撮影/相田克己
プロゴルフトーナメントの練習場に登場して久しいのが「Track Man」(259万500円〜)に代表されるいくつかの弾道計測器。ヘッドスピードやスピン量、スイング軌道や入射角など、ゴルファーにとってありがたい情報を瞬時に提供してくれるスグレモノだ。今や日本のプロたちも、個人で購入しトーナメント会場に持参しているから、目にしたファンも多いはず。
この弾道計測器、前述のようにプロユースのモデルが「軽自動車1台分」という値段がネックだったが、今や28万5000円(税別)の「MEVO+2023」や、税込み8万8800円という驚きの値段で登場した「ApproachR10」など、手の届く値段でプロユースのものに迫るデータをはじき出してくれるものも登場してきた。
こうした弾道計測器を打席に導入したドライビングレンジも増え、一般ゴルファーにとってもすでに身近なものになりつつある。
では、ジュニアゴルファーたちにとっては、どうなのか。あるトップジュニアの父親に現状を聞いてみると、驚きの答えが返ってきた。