練習場シングルとは?
練習場では上手く打てるようになったのに、コースに出ると上手く打てないと悩んでいるアマチュアゴルファーは多いと思います。
ゴルフ用語に、「練習場シングル」というのがあります。練習場ではシングルプレーヤーと同じようなショットを打っているのに、いざコースに出ると万年100叩きというようなゴルファーを形容した用語です。練習場でナイスショットを連発していても、実際のラウンドでスコアが出せないのは本当にもったいないことです。
この後に書きますが、練習場とコースではボールの状況、景色、メンタル面でさまざまな違いがあり、それらがミスショットにつながっていることが多いです。練習場とコースの違いをまずは把握し、練習場で実戦的な練習に取り組むことで、コースでもナイスショットが打てるようになっていくはずです。
練習場とコースの違いとは?
私が考える練習場とコースの違いは下記の6点です。
(1)ボールを打つライが違う
練習場ではほぼ平らな人工芝の上から打っているので、多少のダフリはほとんど影響しません。しかし、コースにはフェアウェイでも平らなところはほとんどありません。傾斜からのショットの打ち方をそもそも知らないと、狙ったところにボールを運ぶことができません。
それに加え、ラフやバンカーからのショットも求められます。ラフからの練習は練習場ではめったにできません。バンカー練習場を持つ練習場もありますが、使用しているゴルファーをみることはそれほど多くありません。
(2)コースには高低差がある
練習場でも2回打席から打てば打ち下ろしになりますが、コースにはほとんどのホールで打ち上げと打ち下ろしがあります。高低差が大きくなれば距離感をつかむことが難しく、狙った場所にボールを運べないということも起きます。
(3)風や雨などの天候が変わる
練習場でも風や雨の影響を受けます。ただ、1ラウンド回るのに5時間くらいかかりますので、その間に風の強さや向きも変わります。練習場であれば同じ向きでわかりやすいですが、コースではホールの方角が変わるので、風向きを適切に把握したうえでショットすることが求められます。
雨の中ラウンドではレインウェアを着る必要がありますし、グローブも濡れてきますので、通常のラウンドよりもチェックポイントが多くなります。
(4)ターゲットに向いてアドレスするのが難しい
練習場では四角の人工芝のマットに沿ってアドレスするゴルファーが多いと思います。一方で、コースでは1球ごとにターゲットが変わります。毎回変わるターゲットに対して真っすぐアドレスするのは、本当に難しいです。
コースに出ると、ターゲットよりも右を向いてアドレスしているアマチュアゴルファーがほとんどです。しかも、右を向いていることに多くのアマチュアゴルファーは気付いていません。
(5)メンタル面が全然違う
練習場ではミスショットをしても、もう一度やり直すことができます。しかし、ラウンドでは一球勝負です。OBや1ペナ、バンカーなどのハザードによるプレッシャーを感じながら狙った場所にボールを運ぶことは、練習場ではなかなか体験できません。
(6)アプローチとパターの重要性が高い
アマチュアゴルファーは練習場でフルショットの練習をすることが多いと思いますが、実際のラウンドではフルショットをする機会はそれほど多くありません。ドライバーのティーショットの機会は多くて14回で、スコアの4割程度はパターが占めています。
ドライバーでさらに10ヤード飛ばすことよりも、グリーン周りのアプローチを寄せられるか、1メートルのパットが入るかどうかのほうがスコアアップには重要です。
練習場シングルにならないためには?
練習場シングルにならないためには、練習場で行う練習内容を工夫する必要があると思います。もちろん、フルショットの精度を高めるために同じ番手で何球も打つこと自体を否定しているわけではありません。
練習メニューの一部として下記のようなことを行うだけでも、結果が変わってくるはずです。
練習場で1球1球違うターゲットを狙う
まずは、練習場の四角のマットに沿ってアドレスすることをやめましょう。
ショット毎にターゲットを変え、そこに向かってアドレスしショットを行ってください。できれば、ラウンドで行っているルーティンをしたうえでショットすると、よりラウンドに近いかたちになります。さらに、1球ごとにクラブを変えるのもオススメです。
練習場の弾道測定器でシュミレーションラウンドをする
最近は屋外のゴルフ練習場に弾道測定器が導入されることが増えてきました。弾道測定器には、シュミレーションラウンドの機能が入っているものもあります。シュミレーションラウンドであれば1打1打クラブを変えてショットし、その結果を確認することができますので、ラウンドよりはプレッシャーは小さいものの、より実戦的な練習になります。
アプローチ、バンカー、パターの練習をする
フルショットの練習ばかりではなく、アプローチやハーフショットの練習を行いましょう。また、バンカー練習場やパター練習場が併設されていれば、そちらでも練習しましょう。ラウンドのスコアアップには、パターとアプローチを改善することが即効性もあり、その効果も大きいのです。
ラウンド数を増やす
練習場での練習方法を工夫しても、やはり実戦経験を積むことが効果的です。例えば、傾斜からの打ち方は何度も繰り返しているうちに段々と上手くなっていきます。ラウンドに行って試行錯誤することで、練習場とコースのギャップを埋めることができると思います。
それでは、これからも引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。


