「俺はいつだってSだ!」という固定概念はなくそう 自分のスイングに合ったカーボンシャフトの正しい選び方

「トルク+総重量+キックポイント」=スイングバランス。アマチュアゴルファーが注意する点は!?

2023/07/05 ゴルフサプリ編集部 中山功一



中古ゴルフクラブ業界に携わって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。今回は、カーボンシャフトについてお話します。

カーボンとは炭素のことで、元素記号はC。

シャフトには炭素繊維(カーボン繊維)をシート状にして、シャフトの芯に巻き付けて生産されています。本間ゴルフの酒田工場(山形県)へ見学に行った際に、ビックリしたことがありました。

カーボンのシートを、手作業で芯に巻き付けているのです!てっきり機械で生産しているかと思っていましたが、職人技で次々と巻いて、最後にチタン繊維のシートを巻いてでき上がりです。これには驚きました。

昔のシャフトには、背筋と呼ばれる巻き付けの重なりがあり、シャフトの中を覗いてみるとバックラインのような線が見えます。これを背筋と呼んでいました。シャフトにこだわるお客さんには、背筋を上にして…とよく言われました(※現在のシャフトは真円で、背筋はないと思います)。