スイング軸を安定させるには頭の位置を固定するのではなく、右脚を“左腰の回転軸”とイメージする

ベン・ホーガンを先生に!森プロが解説する『アイアンが際立つ!強いアレンジの作り方』【第15回】

2023/09/30 ゴルフサプリ編集部



スイングを安定させるのは軸に対する意識が肝心。ホーガンの場合は“右脚”に注目すべき、と森プロ。ビハインド・ザ・ボールで叩くのに、スイングを支えるための右脚での踏ん張り感は非常に有効。右脚の使い方を改めて考えてみよう。

GOLF TODAY本誌 No.616 73〜77ページより
イラスト/久我修一 取材協力/東京ゴルフスタジオ
取材・構成・文/戸川 景 撮影/圓岡紀夫

「オンプレーンスイングの元祖と言えるホーガンは、オーバースイングでも軸がブレず、鋭いターンで長打を放っていました。

スイング軸の安定というと、頭の位置を固定するようなレッスンが多いようですが、実際に効果的なのは下半身の動きでバランスを取ることです」と森プロ。ホーガンの場合、おとなしい右脚、右腰の動きがポイントになっているという。

「両ヒザを軽く絞って腰のターンを促す状態で構えつつ、右足ツマ先を開かずに、基本的に右脚を動かさずにバックスイング。手元とクラブが背中側に上がるのに対して、左腰、左サイドが胸側に回り込んでバランスが取れます。だからダウンでは左腰からスタートする感覚と、右手のサイドスロー感覚で軸回転の動きになるのです」

右脚を左腰の回転軸とイメージすると、右腰は突き出ることなく、おとなしい動きになるという。