松山英樹・小平智・石川遼。日本のヒーローたちのプレーを見逃すな!ZOZO Championship 2023 大会2日目レポート

逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第49話

2023/10/20 ゴルフサプリ編集部 名取 確



こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
今日は、 ZOZOチャンピオンシップ2023の大会2日目の取材に行かせていただきました。主に日本のスター、松山英樹選手に付いてラウンド前の練習、試合観戦をしながら、色々と感じたことや気づいたことを記していきたいと思います。
写真/ゴルフサプリ編集部

松山英選手のプレーは、タイガーが優勝した2019年のZOZOチャンピオンシップ第1回大会で観て以来なので、4年ぶりの“生・松山”です。故障明けで2か月ぶりの実戦とはいえ、やはりスーパースター・松山選手ですから、相変わらずとんでもない球を打つんだろうなと期待していました。

それと言うのも、2016年に総武カントリークラブで開催された日本オープンでの松山選手の印象が強烈に残っているから。忘れもしない、その大会でのスタートホール。松山選手は小平智選手らと一緒の組でした。
小平選手がドライバーでナイスショットすると「おぉ~っ!!」という大歓声が沸きました。続いて、松山選手の名前がコールされ、その手に取ったのは3W。ギャラリーの期待のこもった視線が集中する中、放たれたショットは「ズッド~ン!」と、他の選手とは違う質の音で、他の選手のドライバーショットよりも迫力ある球が空に吸い込まれて行きました。
ギャラリーの歓声は「うぉぉおぉぉ……」という低音で、みんな「なんだありゃ、すごすぎる」と、一瞬息を飲み、その後に「ワァ~ッ!」「松山、頑張れー!」と大歓声が響きました。

格が違う。図抜けた存在。松山選手のプレーは一瞬で、誰でもわかる凄味がありました。

だからこそ、2020年のZOZOチャンピオンシップ優勝時、最終ホールの5Wでの2打目や、ソニーオープン・イン・ハワイで優勝を決めた逆光の中の3Wによるスーパーショットは語り継がれるんですよね。