平均飛距離220ヤードでもツアー5勝目。青木瀬令奈から学ぶボールコントロールの大切さ
2023年11月16日~11月19日の日程で開催された「第42回大王製紙エリエールレディスオープン」で今季2勝目、通算5勝目をマークした青木瀬令奈。飛ばない彼女の強みはなんといってもボールコントロール力の高さ。滅多やたらに振りまわさずに、方向性重視のスイングがスコアをつくるうえではやっぱり大切なんです。
写真/Getty Images
週末に開催されたJLPGAツアー2023シーズン第37戦『第42回大王製紙エリエールレディスオープン』は、2位でスタートした青木瀬令奈が逆転し、今季2勝目、ツアー通算5勝目をあげました。
この試合を見終えて改めて思ったことは、「やっぱりゴルフは飛距離に長けた者だけが勝つゲームではないんだなぁ」ということ。
青木の最終日のスタッツを見ると、平均飛距離は222.667ヤードで、予選を通過した選手中最下位。
これまでも青木が勝つたびに“飛ばないのに勝つ”ことがよく取り上げられていますが、今季2勝目のこの試合を見て、ボールをコントロールすることがいかに大切かを再認識しました。
ゴルフスクールや個人レッスンで、日常的にゴルフ練習場に居る私は、たくさんのアベレージゴルファーと接したり、練習している姿を見たりしています。そして思うことは、「みんな、ボールの行方はさておき、振りまわすのが好きだなぁ」ということです。