パターの悩みを解決するのはタップ式?ストローク式?どっちが合うのか2つの方法でチェック!
あなたもパター巧者になれる!藤田寛之が教えるグリーンの読み方&打ち方 第26回
パターの打ち方は、大きく二つに分類される。タップ式とストローク式のそれぞれの特性を理解し、自分に合う打ち方を見つけよう。
GOLF TODAY本誌 No.619/128〜131ページより
取材・構成・文/小山俊正 撮影/相田克己 取材協力/葛城ゴルフ倶楽部
タップ式は、手首を柔らかく使ってボールをコツンと叩く打ち方。振り幅よりインパクトの強さで距離感を作るので、フォロースルーは小さめ。インパクトが緩みにくく、強い球が打てるのが特徴で、感覚派向きといえます。
ストローク式は、肩の動きを主体にする、いわゆるショルダーストロークでボールをヒットし、手首の動きを抑える打ち方。振り幅の大きさで距離感をコントロールし、左右対称の振り子の動きを作るのがセオリーです。
もちろんどちらがいい、悪いというものではありません。私の場合、写真ではストローク式に見えますが、どちらかというとタップ式に近く、手首の動きを中心にしてヒジを補助的に使っています。「ヒジから下の三角形」をキープしつつ、手首を柔らかく使ってボールを真横からはたく。タップ式とストローク式のミックスともいえます。
近年はストローク式が主流で、手首を使うのはNGという風潮があるせいか、パターを強く握ったり手首を固めたりしがち。感覚を失い、3パットのミスが頻発するのはそのためです。ストローク式でも、手首を柔らかく使ったり感覚をもっと生かしたりして、アレンジを加えてみましょう。