テーラーメイドが“MOIの探求”に舵を切り替えた?!「Qi10 MAX」には可能性しか感じられない!!
クラブフィッターでクラフトマン・小倉勇人の試打レポートVol.22
クラブフィッターでクラフトマンのゴルフライターの小倉勇人(通称:おぐさん)が、巷で話題の最新モデルや人気クラブを試打レポートします。今回、レポートするのは、テーラーメイドの最新作「Qi10」シリーズの発表会です
写真/ゴルフサプリ編集部
2024年1月10日に発表されたテーラーメイドの最新シリーズ「Qi10」の発表会に行ってきました。テーラーメイドは、過去2回、2年に1回のペースでブランドをチェンジしていて、今回も新製品をブランニューブランド、「Qi10」シリーズとしてを発表しました。ブランドネームの由来は、QUEST(探求)のQとINERTIA(慣性)の頭文字、そして今回のクラブの性能に関わる10という数値を組み合わせたネーミングだそうです。
説明によると、今回のテクノロジーのキーとなるポイントは「慣性モーメント」。慣性モーメントとは、ゴルフクラブのミスへの強さ、曲がりにくさを量るうえで重要なポイントで、この数値が高いほど、ミスに強い、曲がりにくいクラブとされます。この慣性モーメントを高めることに注力したのが、今回の「Qi10」シリーズというわけです。
しかし、慣性モーメントを高めるほど、スピン量が増えやすく、振り心地も慣性モーメントの低いクラブとでは違いが生じます。つまり、曲がりにくいがスピンを抑えにくく、人によっては使いにくいクラブになりやすいのです。
もちろんそこはテーラーメイド。
独自の技術や発想を使って、慣性モーメントの弱点をしっかりと解決してきました!