「ロフト22度なら180ヤード」なんて。ロフトだけで飛距離を決めつけるのはキケン

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第2回

2024/02/08 ゴルフサプリ編集部



男子プロやトップアマチュアでも、ロングアイアンの代わりにFWやUTを入れたり、コンビネーション型にするケースがトレンドになった。そういう異種クラブのセットでも、ロフトのピッチをキレイに並べれば“飛距離(キャリー)の階段”はそろうのだろうか?

写真/ゴルフサプリ編集部

アイアンを例にすると分かりやすいでしょう。同じロフトでも、構造が違うとキャリーが変わるんです。どういうことかというと、軟鉄鍛造のヘッドと中空でフェース肉厚が薄いヘッドでは、ボール初速が変わります。それから、クラブの長さが変わるとHSが変わるので、ボール初速もキャリーも変わります。ロフトと結果(飛距離)がイコールにならないことが、アイアンでも起こっているんです。

ところが、どうしても「ロフト」という数字が独り歩きをして、例えば「自分が使う7Iのロフトが30度だから、33度のUTは7Iよりも飛ばないのか」となってしまう。この2つのクラブは、長さもヘッド構造も重心距離も全て違うので、そうなるとは限りません。
クラブをセットするときは「そのクラブで何ヤード飛ぶのか」を確認するところから始めなきゃいけないんです。