20代のインフルエンサーが、若手ゴルファーを支援する新ミニツアーの立ち上げに奮闘中です!
SDGsとゴルフ|第31回
若者はSDGsや持続可能性に対する意識が高いとされる。ゴルフ界でも若い世代の様々な動きが出てきている。今回は若手ゴルファーを支援する新たなミニツアー「サステナブルゴルフツアー」の立ち上げを目指すMINAMI GOLF株式会社の加藤陽氏の取り組みを紹介する。
GOLF TODAY本誌 No.620/101ページより
サステナブルには様々な意味があるが、加藤氏は「下位の選手たちを支援するスポーツ振興がサステナブルである」と話す。レギュラーツアーや下位ツアーに出場できないプレーヤーは8割以上にのぼる。「これらの若手ゴルファーに競技経験を積む機会を提供することは、次世代のプロたちに大きな可能性とチャンスをもたらすだけでなく、新時代のツアーの理想形だ」と考えている。
また、最小限のコストで最大限の感動を生み出す持続可能な試合を運営し、ミニツアー市場を知らない企業にも参入を促進。予算や運営面でも持続可能な仕組みを構築することを目指す。
スポンサーとなる企業のメリットも斬新だ。自らもInstagramで4.6万人のフォロワーを持つインフルエンサーであるが、多数のインフルエンサーを起用し、スポンサー企業の知名度向上に寄与するプランを作成する予定だ。インフルエンサーを活用したマーケティングは一般的になっているが、ゴルフトーナメントでの成功事例はまだなく、今後の時代の盛り上げ施策として注目されそうだ。
さらに、将来の活躍が期待される若手選手とのプロアマも実施。夢に向かってひたむきに頑張る選手との交流を通じて、スポンサーやファンの“推し活“の熱量や価値向上を狙う。