シャフトクロスからの上半身リードは大スライス確定!「バンプドリル」でスライスを直そう!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.02
やさしくてわかりやすい指導で安定した人気を誇る勝又優美プロが、これまでに多く相談されてきたアマチュアのお悩みを披露。その原因と解決策を教えるシリーズ。今回のテーマはシャフトクロスと上半身を使ったスイング。野球経験者に多いと言われるが、パワーに頼ったゴルファーにも散見される傾向。当たれば飛ぶが、スイング軌道がアウトサイド・インになりやすく、大スライスを招くことも多い。身に覚えのあるあなたに役に立つこと間違いなし!
写真/相田克己
今回は30代後半のゴルファー・Uさんの例を紹介します。
ゴルフだけでなく野球もやっているスポーツマンのUさんですが、まだゴルフのキャリアは浅いので、スコアは90後半から100あたり。お悩みはショットで、ほぼスライス一辺倒の状態です。
スイングの傾向はアウトサイド・イン。テークバックでクラブをインサイドに引き、手でループさせるように上げるので、トップでシャフトがクロスします。これはそもそも野球をやっておられた方に多いスタイル。Uさんもその影響だと思います。
これも問題ではありますが、さらに問題なのはそのあとで、Uさんの場合、トップから上半身のリードでインパクトに向かうため、上体が突っ込む感じのダウンスイングになる。必然的にアウトサイドからクラブが下りるのでカット軌道のスイングになります。また、ダウンスイングで腰が左にスライドすることもアウトサイド・インを助長させていました。